時間上の不安、何ら
進歩しない静寂的雑音
煙はたなびき、固定される、その
きしみが聞こえてくる。
夜は、
そうした中で、生と死を包括し、愛を
抱き、愛を殺戮し、夢を
上乗せするか。
宇宙を暴露し、心を
孤高へと駆り立てる、男と、
女が知覚し合う。
空と土と水をイルミネーションに
集約する、人を、
夜光虫に進化させ、神の
足元でうごめいている。
そうして透明に光りはじめる、光沢が、
風になる、だから、
さみ…しい。