<カウンセリングについて>
=カウンセラーの仕事について=
うつ症状などは回復するのに時間がかかるという先入観があり、カウンセラーのみならず精神科医、心療内科医の多くも、すべてのケースをこの先入観にあてはめて回復プログラムを組んでいることがあります。
また、カウンセラーの中には傾聴しかできない方もおられ、そのため「毎回同じ事を聞かれ、しゃべらされている」と感じるクライアントに会う機会も大変多くなっています。
心療内科に併設されているカウンセリングルームには、大学院卒業後社会経験を経ずにカウンセラーになった方も多く、産業現場でのクライアントのおかれた状況に踏み込めない方々が散見されます。
カウンセラーはクライアントに説教する仕事ではなく、また、クライアントの愚痴をひたすら聞くだけの仕事でもありません。クライアントのおかれた状況をしっかりと把握し、クライアント自身の持てる力(資源とかリソースとか言います)の中で、クライアントが自分で気が付いている力だけではなく、気がつけずに見過ごしてしまっている力に焦点をあて、引き出し、クライアント自らの力で回復するのを支援します。また、切っても切れない上司との関係性や、依存症、借金の問題など、どのように介入するのか、どのようにリファーするのかなど、ソーシャルワーカー的な要素も求められます。そのためには、社会人経験と多くの方々との出会いと、そこからの学びがカウンセラーにはぜひ必要です。
=カウンセリングへの取り組みについて=
心療内科に一年以上通い続けているクライアントが、わずか二回程度のカウンセリングで回復する事もあります。
これは、医療や投薬が悪いのではなく、医師が忙しすぎてクライアントの変化に気が付けていないのと、医師やカウンセラーが自分に依存させたい、つまり自分の力に頼って欲しいという願望をクライアントにぶつけてしまっているからです。
弊社では、クライアントからの依存をできるだけ回避しています。クライアントの問題解決の専門家はカウンセラーではなく、クライアント本人です。すべての解決案はクライアントの中にこそ存在します。カウンセラーはそこへの気づきを支援するだけです。
ですから、弊社のカウンセラーがクライアントから感謝されることは、まずありません。感謝されるという事は、クライアントに依存させてしまっているのと同じ状態をあらわします。それでは、クライアントの自発的かつ継続的な変化が望めません。
自発かつ継続的な変化の機会を得たクライアントは、その後もどんどん前向きに変化し、新たな問題に対しても、自分自身で解決していきます。
=弊社でできること=
弊社は、個人で来られる方々にも、企業内でカウンセリングを受けていただく方々にも、この対応を適用し、できるだけ短期間で回復していただくように、行動分析、認知行動アプローチ、ソリューションフォーカストアプローチ、レスペラントアプローチ、マインドフルネスなどのブリーフセラピー技法を駆使させていただきます。
また、パワーハラスメント、セクシャルハラスメントの加害者・被害者双方へのカウンセリングや、社内の事故や自殺後の緊急対応についても経験値を積ませていただいております。
|