「明珍風鈴」
先日,田舎に帰った折に
明珍風鈴を取り出し,軒先に吊るしました。
残念ながら,風が無かったので,
指でつついて,音を出すしかなかったのですが。
姫路の隠れた特産品,
と言っても,作れる人は,明珍家52代目頭首 宗理さんだけです。
明珍風鈴とは,鍛えられた四本の軟鉄の火箸を吊り下げただけの素朴な物ですが,
これが,素晴らしい音色を出します。
明珍宗理さんは,一本一本,丹念に火箸を鍛え上げます。
そして,吊り下げるために,頭の部分を,平方や,蕨方に加工しますが,
ここで,各火箸の音色に変化が現れます。
そして,四種類の音色が重なると......
まぁ,一度,聞いてみてください。
近くにこの風鈴を持っている人がいればラッキー。
そうでなければ,一度,姫路を訪ねて,この明珍風鈴を
探し求めても,いいかも知れません。
京都や奈良とは,また違った,古い城下町を知る事ができます。
NHKでも取り上げられた事があります。
次のURLで,その時の内容を見ていただけます。
http://www.nhk.or.jp/waza/nai/021029.html
が,やはり,風鈴だけに,
ぜひ,一度聞いてみてください。
とりこになります。
2003/09/20