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さみしさの向こうにも
さみしさが連なっている。
山はもやに包まれて、
冬の景色も まだ浅い
雪を待つのだろうか、
空の薄さよ
とっくに吹いている北風に
カラスがこごえている。

大らかな夏雲に
秋が触れると、たちまち一すじの飛行機雲
それがちらばって、
冷たい冬雲になる。

土気色の葉は、
老いた者のつぶやきか
昔日への憧れか

送電線は、
乳房のように張り、
やがて春を身ごもる。

今日は、
まだ、
暖かい


    
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夜のしじまに守られて、
コーヒーすする僕は
ユラリユラリ
体の隙間から流れ込む
淡い音が とてもいい

月の光にあやされて
空飛ぶ君は
ユラリユラリ
闇夜の果てからやってくる
白い鯨が とてもいい


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こんな時は

タマシイを飛ばそうか

パアッと 気分良く

タマシイを飛ばそうか


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ヨルニナルト
ヤコウトリョウノキギガ アオジロクカガヤキダシ
ニソクホコウノ ウサギヤ ロバガ
ボクヲムカエニクル


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