新人研修第一日目                 



1       本研修を始める前にお願いがあります

本件修は、これから社会で活躍される皆様に少しでもお役に立てることを願い、実施させていただきます。

つきましては、下記の三つの約束をしていただけますようお願いいたします。

 

(1)  時間と規則は必ず守る

(遅刻や騒音などで、仲間や施設に迷惑をかけない)

(2)  研修には積極的に取り組む

(たとえ面白くなくても、皆さんの会社は、この研修から何かを学び取って仕事に活かしてくれる事を期待して、皆さんの参加費用を負担してくれています)

(3)  討議時間などの研修中の許された時間帯、自由時間など以外での不要な会話を慎む

(研修中に質問、疑問、意見などがある時は、挙手をして発言してください)

 

上記三つを守る自信の無い方は、この時点で参加拒否し、退席願います。

また、上記三つを守れない方は、途中からでも退席をお願いする事があります。

皆さんの様子は、毎日点数化し、後日会社に報告させていただきます。

 

2       本研修の狙い

本研修の狙いは下記の通りです。

 

(1)  社会人としての生活が始まる前に、今までの自分を振り返る

今までの自分を振り返り、既に身についており、自分がこれから力を発揮していく上で役立ちそうな「強み」やスキルを見つけます

(2)  社会人としてのコミュニケーション能力を身につける

これから皆さんには報告・連絡・相談(これらをホウレンソウとまとめて言います)が必須事項となります。その基本として、相手にわかりやすく伝える技術、相手の言いたい事を正確に聴き取る技術を身につけていただきます。

(3)  社会人としてのマナーを身につける

社会人として他の人たちと一緒に仕事をしていく上で最低限のマナーを身につけていただきます。特に、報告文書作成やメール文書作成なども他の人たちと一緒に仕事をするうえで必須のマナーです。

(4)  社会人としての指針を立てる

研修を終えて、これから会社の中で、どのように行動していくか、何に気をつけて行動するかなど、自分にとっての課題を設定し、それを行動指針として皆の前で宣言していただきます。

 

3       講師自己紹介

三択クイズ形式で講師が自己紹介します。

適当に付き合ってください。

 

4       研修の前にお互いを知り合いましょう

(1)二人一組になってくださいという合図で、誰でもいいので一番近くの人とペアになってください。

(2)じゃんけんしましょうという合図で、じゃんけんしてください。

(3)互いに紹介と言う合図で、簡単に名前と出身地や会社名などを紹介し合ってください。

(4)はじめという合図で、じゃんけんに勝った方が、負けた方をひたすら褒めまくってください。褒める所がなくなったら、髪形や眼鏡、靴など、なんでもいいので褒めてください。褒められた方は、何度でも「ありがとう」と言います。

(5)交代という合図で、今度はじゃんけんに負けた方が、勝った方をひたすら褒めまくってください。褒める所がなくなったら、髪形や眼鏡、靴など、なんでもいいので褒めてください。褒められた方は、何度でも「ありがとう」と言います。

(6)パートナー変更という合図で、別のパートナーを探してください。

あとは上記(2)の「じゃんけんしましょう」からの繰り返しです。

 

5       グループ内自己紹介

六人一組のグループ内で、互いに自己紹介し合ってください。

 

 

==== 昼 食 ====

 

 

6       自分を見つめてみましょう 振り返る・思い出す

古い写真(といっても皆さんが物心ついた頃からですから、たかだか20年前からの写真ですが)をお見せしますので、六人一組のグループで、何でもいいので子供の頃の事などを話し合ってください。

どんな事が話し合われたかを、後でどなたかに発表していただきます。

発表者はこちらで指定させていただきます。

 

7       さらに自分を見つめましょう 自分がどこに向かっているのかを考える

さて、別シートとしてお配りしているヒストリーグラフを作成しましょう。

20年前から今日まで、時間を追って「調子良かった」「悪かった」を線グラフにしてください。

次は、今日から50年後まで、「調子良いかもしれない」「そうでもないかもしれない」を想像しながら、10年ごとに時間を追って線グラフにして見ましょう。

そして、

10年後にどうなっていたいか、何をしていたいか

20年後にどうなっていたいか、何をしていたいか

を書き込んでください。

書き終りましたら、六人一組のグループで、線グラフについて話し合いながら、10年後、20年後の姿を互いに話し合ってください。

どんな事が話し合われたかを、後でどなたかに発表していただきます。

発表者はこちらで指定させていただきます。

 

8       さらにさらに自分を見つめましょう 価値観やライフスタイルは?

さて、次に、あなたの価値観や希望のライフスタイルを見つめ直してみましょう。

別シートとしてお配りしている価値観チェックリスト、ライフスタイルチェックリストを使って、

 ・あなたが大事にしたいと思っている価値観

 ・あなたがこれから大事にしたい、守りたいと思うライフスタイル

 ・あなたがこれから望む仕事のしかた

をチェックしてください。

そして、チェックした価値観やライフスタイルを守るために、今日からできる事は何なのかを考えて書き出してください。

 

9       あなたのスキルを分析する 社会人基礎力チェック

経済産業省が、これから社会人になる方々にぜひ身につけておいていただきたいスキルとして「社会人基礎力」と言うものがあります。

まず、別シートとしてお配りしている「社会人基礎力表」に、自分で自分の事を考えて、どんな基礎力が身についているかを自己分析し、グラフにしてみてください。

そして、別シートとしてお配りしている「社会人基礎力チェック」の質問に答え、その集計結果を「社会人基礎力表」に書き込み、自己分析の場合と質問紙の場合の結果を違いを頭に入れつつ、あなたには、既にどのような「社会人基礎力」が身についており、あとどのような力を身につければ良いのかをチェックしてください。

そして、そのためにはどのような事をすれば良いのかを六人一組のグループの中で考え、話し合ってください。

どんな事が話し合われたかを、後でどなたかに発表していただきます。

発表者はこちらで指定させていただきます。

 

10    あなたの他の人とのかかわり方を分析する 対人パターン(エゴグラムチェック)

エゴグラムとは心理学者エリック・バーンの考え出した対人パターン分析で、大変ポピュラーで使いやすいチェックシートです。

まず、対人パターンの各要素の説明を聞いて理解したうえで、別シートとしてお配りしている「対人パターン表」に、自分で自分の事を考えて、普段自分はどんな対人パターンで人と向き合っているかを自己分析し、グラフにしてみてください。

そして、別シートとしてお配りしている「エゴグラムチェック」の質問に答え、その集計結果を「対人パターン表」に書き込み、自己分析の場合と質問紙の場合の結果を違いを頭に入れつつ、また、社会人基礎力の結果も考慮して、あなたは、どのような対人パターンがふさわしく、それによってどんな得をしているかを書き出してください。

どんな事が話し合われたかを、後でどなたかに発表していただきます。

発表者はこちらで指定させていただきます。

 

11    あなたの組織の中での必要なスキルを分析する フォロワーシップチェック

組織の中の役割の分け方として、メンバーシップ、フォロワーシップ、リーダーシップというわけ方があります。

メンバーシップについは、前の項で「社会人基礎力」として分析しました。

ここでは、メンバーシップの上のフォロワーシップを自己分析してみましょう。

フォロワーシップとは、リーダーをサポートしつつ部下や後輩を育成するスキルです。

皆さんには、まだ少し早いと思われるかもしれませんが、次に自分が進むべき道が具体的に見えているほうが、今のスキルを伸ばしやすいでしょう。

まずは試してみましょう。

まず、別シートとしてお配りしている「フォロワーシップ表」に、自分で自分の事を考えて、フォロワーシップのどんな要素が身についているかを自己分析し、グラフにしてみてください。

そして、別シートとしてお配りしている「フォロワーシップチェック」の質問に答え、その集計結果を「フォロワーシップ表」に書き込み、自己分析の場合と質問紙の場合の結果を違いを頭に入れつつ、あなたには、既にどのような「フォロワーシップ」が身についており、あとどのような力を身につければ良いのかをチェックしてください。

そして、そのためにはどのような事をすれば良いのかを六人一組のグループの中で考え、話し合ってください。

どんな事が話し合われたかを、後でどなたかに発表していただきます。

発表者はこちらで指定させていただきます。

 

12    本日の研修をまとめましょう

さて、本日の研修の最後に、本日の研修で学べた事をまとめて報告書にしてください。時間はたっぷりとっています。ゆっくりと考えて書き出してください。

 

 

==== 夕 食 ====

 

 

13    番外編:自分をコントロールする方法について

感情をコントロールする一番簡単で良い方法は、身体を意識しコントロールする事です。

ゆっくりと身体を動かしてみましょう

ゆっくりと呼吸をしてみましょう

身体のいろいろな場所に意識を集中しましょう

 

 

 

 


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