徒然なるまま、時間が無いままに書き散らしてみます

2006年08月10日 02時05分44秒
路地賛歌

この路地が
好きなんでやす

2006年08月10日 02時05分09秒
 

特に小唄の師匠の
お春さん

2006年08月10日 02時03分32秒
 

干してあるお春さんの長襦袢に
内緒で何度顔をうずめた事か

2006年08月10日 02時03分05秒
 

何とも言えねぇいい香りが
鼻っ先をプーンとかすめて

2006年08月10日 02時02分42秒
 

恍惚とした気分に
させてくれるんでさぁ

2006年08月10日 02時01分24秒
 

勿論、よくねぇ事だと
知っちゃあいるんだが、
いつぞや、お春さんに
見つかった時やぁ

2006年08月10日 02時00分53秒
 

嫌だよ、お前さんは、
と、キッと色っぽい目で
あたしを睨んだけど

2006年08月10日 02時00分24秒
 

別段、怒っちゃいなかった

2006年08月10日 02時00分01秒
 

へっへっへっ

2006年08月10日 01時59分28秒
 

それが証拠にさ、
たまに、こそっとあたしが
お春さん家に近づくとさ、

2006年08月10日 01時58分44秒
 

いるんだろ、そこに
ちょいと、
お茶の相手でもしてくれるかい

2006年08月10日 01時58分01秒
 

ってさ、
器に冷酒ついでくれたり
するんでさ

2006年08月10日 01時57分32秒
 

あたしも調子にのっちまって、
お師匠さん、
旦那が年食ってると体がね

2006年08月10日 01時56分41秒
 

なんて、
恋の鞘当じみた
台詞の一つも
聞かせてね、

2006年08月10日 01時56分15秒
 

そいでもって、
うひ、うひ、うひひ

2006年08月10日 01時55分16秒
 

だからさ、
この路地が好きなんだよ、
あたしは。





(上野下町資料館にて)

2006年08月10日 01時35分14秒
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路地賛歌
東京オリンピックの頃
駄菓子屋の御新造さん
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