徒然なるまま、時間が無いままに書き散らしてみます

2006年04月11日 16時55分12秒
坂道の途中で

坂道を下るのは
上るのと同じくらいに骨が折れる

2006年04月11日 16時54分42秒
 

恋の道を駆け上がるのは易いが
そこから逃れるのは難いのと同じだ

2006年04月11日 16時54分07秒
 

花咲き乱れるこの坂を下り
あなたは、いつも帰って行く

2006年04月11日 16時53分35秒
 

その香りをたどり
私もこの坂を下ってみようと思う

2006年04月11日 16時52分57秒
 

山の向こうからの気持ち湿気た空気に
背中押される

2006年04月11日 16時52分24秒
 

ほれ、
遠景、黄砂にかすみ
都市の夢を覆い隠す中で

2006年04月11日 16時51分49秒
 

時間が躊躇いつつ進行し
葉脈のように派生している

2006年04月11日 16時51分25秒
 

あなたの姿を見失う前に
この坂を這いつくばって下る

2006年04月11日 16時50分52秒
 

昔、美しかったあなたの
老いていく後姿が

2006年04月11日 16時50分23秒
 

幾つもの曲がり角で立ち止まり
戸惑いながら次へと進む

2006年04月11日 16時49分54秒
 

途中で、こちらを振り返ったあなたは
やはり美しいまま

2006年04月11日 16時49分23秒
 

やや首をかしげ
私に気付かぬ振りをして

2006年04月11日 16時48分09秒
 

季節の中
坂道を下っていく

2006年04月11日 00時36分05秒
過去ログ

2006年4月10日 坂の途中 
2006年4月9日 春、淫 
2006年4月8日 空港にて
2006年4月6日7日8日 桜三昧
2006年4月5日以前