徒然なるまま、時間が無いままに書き散らしてみます

2006年04月23日 13時14分19秒
樹液であったか

樹液であったか
あなたの白磁の指先は

2006年04月23日 13時13分43秒
 

四月の風の黄砂に紛れて
鼻腔に忍び込むのだ

2006年04月23日 13時13分13秒
 

だから
あなたの肌の温もりが
触れたそこから
皮膚は波打つ

2006年04月23日 13時12分42秒
 

毛細血管に
タラップが降ろされ
血流は既に
情熱のロンドを奏でている

2006年04月23日 13時12分00秒
 

騙され泣き崩れる
嗅覚を尻目に
あなたの指先は
交感神経を絡め取りに向かう

2006年04月23日 13時11分29秒
 

私は
そのまま
四月の風に
つながれいて

2006年04月23日 13時10分59秒
 

この空に
あなたの眼差しを
感じていよう

2006年04月23日 13時10分11秒
 

そのように
四月の恋が終わるのを
待つのだ







    (西宮市 広田神社にて)

2006年04月23日 13時00分06秒
過去ログ

2006年4月20日 金沢にて
2006年4月18日 青物横丁
2006年4月13日 そして、振り出しに戻る
2006年4月12日 春の妖艶、風の屈折
2006年4月10日 坂の途中 
2006年4月9日 春、淫 
2006年4月8日 空港にて
2006年4月6日7日8日 桜三昧
2006年4月5日以前