徒然なるまま、時間が無いままに書き散らしてみます

2006年05月03日 17時20分10秒
平和の姿

晴れた日の午後
あくびを噛み締めながら
小道を歩いていた

2006年05月03日 17時19分18秒
 

ふと迷い込んだ池のほとりで
美しい少女に出会った

2006年05月03日 17時18分49秒
 

少女は、
はにかみながら
花を差し出す

2006年05月03日 17時18分15秒
 

おすおすと
花を受け取ると
少女は
突然踊り出した

2006年05月03日 17時17分40秒
 

平和の踊りよと
少女が言う

2006年05月03日 17時17分00秒
 

憎しみを
この世から
消し去るの

2006年05月03日 17時16分20秒
 

キツネにでも
化かされて
いるのだろうか

2006年05月03日 17時15分55秒
 

私は
キツネなんかじゃない

2006年05月03日 17時15分26秒
 

踊りながら
少女は
成長する

2006年05月03日 17時14分51秒
 

唖然と見つめる
私の前で
足が伸び、
手も長くなり

2006年05月03日 17時14分23秒
 

胸が張り
髪の毛は
艶やかになる

2006年05月03日 17時13分44秒
 

そして、
少女は
一人の女性になった
女性は、
さらに踊り続ける

2006年05月03日 17時13分12秒
 

やがて
皮膚がたるみ始め
老婆となり、
踊り続けられなくなると

2006年05月03日 17時12分46秒
 

倒れ伏し、
消えていく

2006年05月03日 17時12分15秒
 

私の手には、
枯れてしおれた花一厘

2006年05月03日 17時11分42秒
 

そして、
美しい少女の思い出

2006年05月03日 17時11分00秒
 

それが平和の姿よ
と、少女の声が聞こえた気がした

2006年05月03日 16時52分20秒
2006年5月のログ

2006年5月28日 もう一つのアリスの物語
2006年5月22日 熊襲の国
2006年5月20日 「森清」というディープな大阪
2006年5月13日 浄瑠璃寺
2006年5月13日 野仏様 笑ってらっしゃる
2006年5月13日 西方への遠き道のり
2006年5月9日 「あんばい」という名のお蕎麦屋さん
2006年5月7日 季節変わる時の飛沫
2006年5月6日 素晴らしき世界
2006年5月3日 平和の姿
2006年5月2日 残り少ない時間の中で
2006年4月のログ

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