徒然なるまま、時間が無いままに書き散らしてみます

2006年04月29日 15時32分00秒
耳を澄ませば

地面に
そおっと、そおっと
顔を近づける

2006年04月29日 15時31分33秒
 

何が見えるだろう

2006年04月29日 15時31分02秒
 

地に這い上がったばかりの
魚類の歓喜
白亜紀の恐竜の足跡に咲く紫の花を
揺らす風

2006年04月29日 15時30分20秒
 

その地面のはるか先には
戦に荒れ果てた田園で上げられる凧
出征する愛しい人を送り出す娘の涙で滲んだ旗
が見えるも知れない

2006年04月29日 15時29分42秒
 

人々の思いを風に結びつけると
ほら、
堆積する時の魔法が見えてくる

2006年04月29日 15時29分06秒
 

その魔法で、
あなたの溜息は悲しみを超え
あなたの涙は虹色に輝き
あなたの唇は喜びの詩を歌う

2006年04月29日 15時26分58秒
 

そのように
耳を澄ませば

2006年04月29日 15時23分40秒
過去ログ

2006年4月23日 樹液であったか
2006年4月20日 金沢にて
2006年4月18日 青物横丁
2006年4月13日 そして、振り出しに戻る
2006年4月12日 春の妖艶、風の屈折
2006年4月10日 坂の途中 
2006年4月9日 春、淫 
2006年4月8日 空港にて
2006年4月6日7日8日 桜三昧
2006年4月5日以前